若い時は貯蓄(投資)>経験
よく、「若い時に貯蓄より経験を重視しろ!」なコメントはXを中心に散見されますが、私は極論だと思います。
たしかに、若い時に貯蓄より経験を重視は否定しませんし、至極真っ当だとおもいます。
しかしながら、私は若い時に収入の7割を貯蓄(投資)するという全振りで貯蓄を重視し、その中でも経験も後悔ない程度に海外旅行や国内旅行、恋愛も結婚もしました、警察官という激務な環境でしたが警察官としてじゃないと経験できないことも数々経験しました。
私の経験則にはなりますが、貯蓄しながらいろんな経験をすることは可能です。
そして、その経験もすべてお金がかかることかと言われれば違いますし、お金を掛けなくてもできる素晴らしい経験はいくらでもあります。
この観点から言うと、「貯蓄より経験!」の意見は若い時、又は現時点で貯蓄ができていない人の言い訳なのではないかと思ってしまいます。
私は若い時は貯蓄(投資)に全力を投じた方が遥かにセンスが良いと思います。
なぜ、若い時に貯蓄(投資)を重視したほうが良いか3点理由を上げたいと思います。
複利で付いた差は並大抵の努力じゃ超えられないから
ジャックとジルの寓話をご存知でしょうか?
ジャックとジルの話は、投資を始めるタイミングの大切さを教えてくれる寓話です。弟のジャックは18歳から8年間、毎年50万円(総額400万円)を年利10%で投資し、その後は運用のみ続けます。一方、姉のジルは26歳から40年間、毎年50万円(総額2000万円)を同じく年利10%で投資します。65歳時点で、ジルの資産は約2億円に成長しますが、ジャックの資産はわずか400万円の元本で約2億5000万円に達します。ジャックは投資期間が短くても、早く始めたことで複利の力を最大限に活かせました。
Grokより
この寓話が示す通り、たった8年間投資をするのが遅かっただけで元本400万のジャックに元本2000万のジルは5000万の差をつけられてしまっているからです。
なので、若い時の貯蓄(投資)のお金は思っている以上に遥かに価値があるのです。
70歳まで実利回り7.2%で投資できると仮定して
20歳の時の100万は実質3200万円の価値
40歳の時の100万は実質800万円の価値
このぐらいの差になります。
なので、若い時の貯蓄はものすごい意味があります。
私の経験則込でそう思います。
経験はお金を使わなくても経験できる
若い時は貯蓄より経験!の意見はわかるのですが、経験って案外お金使わないんですよね。
旅行もプラン一つでお金の無い旅行ができます。逆にお金がないからこそできる旅行(ヒッチハイク、車中泊等)有るのでそれも経験に残ります。
あと、若い時こそ、友達や親を大事にする経験をたくさんしたほうが良いと思います。
友達も結婚して子どもができればなかなか遊んでくれません。
そして、若い時の友達はだいたいお金ないのでお金がない遊びになりがちなので、やはりそこまでお金は減りません。
親孝行もそうだと思います。
親孝行でお金を掛けなくても、気持ち一つで親は嬉しいと思います。
逆に、若い時にお金を使う経験があまり思いつきません。
若い時にリッチな経験をしてしまうと、自分の意志では下げれなくなるであまりおすすめできません。
自己投資もそこまでお金はかからない
貯蓄より自己投資!
という意見にも同調します。
しかし、自己投資も今の時代そこまでお金はかかりません。
読書も、本はそこまで高くないですし、KindleUnlimitedや図書館、中古の本等を使えばそこまでお金はかかりません。
勉強もYouTubeなどで無料で出来ますし、寝ることも自己投資だと思いますが、寝ること自体はお金はかからないですし、運動もわざわざジムに通わなくても自重トレーニングやランニング、体幹トレーニング、ピラティス、ヨガ等色々お金をかけずに出来ます。
ヨガもピラティスもYouTubeで無料で出来ます。
自己投資も工夫次第でそこまでお金かけなくても出来ます。
結論、貯蓄を重視しながらも経験はいくらでもできる
繰り返しますが、私は22歳から貯蓄率7割で投資をして31歳でFIREしました。
FIRE目指している間も、いろいろな経験や自己投資が出来ました。
それも、工夫一つです。
日本人は二元論で語ることが好きだからこそ、若い時は貯蓄より経験!のような意見が出がちですが、若い時は貯蓄(投資)も経験も両方重視しよう!が答えだと思います。
そして、若い時に投資を始めて若くして豊かに引退することができれば、世の中の大半の人が経験できないいろいろな常識や縛りから開放される事自体が貴重な経験となります。
30代でFIREできれば一般論で言われる体力のピークを迎える45年まで数年あります。
気力も体力も時間もお金も有る状態でFIREできれば、それこそ選択肢がたくさん増えかけがえのない経験をできると思います。
逆に、若い時に貯蓄、投資を怠り、中年になってから老後を気にし始めお金を貯める、でも気力と体力もない、親の介護が重なり、子どもの教育費もかかる。
かなりきついです、世界の幸福度の統計で人生一番不幸なのは48歳と言われています

なので、このUの字カーブを回避し、年令により変化する幸福度を高いまま維持する、又は年齢と共に上昇させるには投資による複利の力を使うことが一番だと思います。
加齢により体力、気力が落ちていく時に、資産額も下がっていくなんて幸福度がかなり下がりそうですが、気力と体力が下がるけれども投資の複利の効果により、資産は増えていく状態だと幸福度はそこまで落ちない気がします。
この資産を活用して次世代のために使うんだ!この町を良くするために消費するんだ!日本を良くするんだ!
のように他者貢献できればより幸福度の高い人生を送れそうです。
なので、私は若い時の投資の重要性を強く推奨します、もちろん経験も推奨します!

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