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FIRE生活は控えめ言って最高

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FIRE最高!

私は某都道府県警察官から制服を脱ぎ捨てるかのごとくFIREしました。

警察官として生きてきた10年間は不自由の一言に尽きるくらい、一般の方との生活とはかけ離れていた生活を送っていたと思います。

警察の常識は世間の非常識と言われるぐらい、警察官としてのルールは世間とかけ離れており、非常に肩身の狭い生活且つ不自由な生活を送っていました。

現在はFIREして5年目ですが、相も変わらず非常に自由な生活を送ることができ、心身共に豊かな生活ができていることが本当に幸せでございます。

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警察官は不自由な生活

警察官としての生活は不自由でしたが今回はどのようなことが不自由だったか簡単にリスト化したいと思います。

当たり前だが公私共に事件事故、交通違反等は起こせない

警察官は事件事故を未然に防止するために仕事しているで、当たり前ですが事件事故は起こせないのです。

普通に生活していれば、そんなことはないのですが私生活にプレッシャーを与えます。

例えば、交通事故を起こしてしまえば休みの日でも上司に報告して、上司とともに所属に出頭して、簡単に言うとこっぴどく怒られた上に、手記(交通事故を起こした経緯の内容、反省点をまとめたもの)等の書類を書き提出しなければなりません。

交通違反も似たような流れをたどることとなります。

警察官以外の一般の方は、交通事故を起こしても違反をしてもそのようなことがまずありません。

自由に休めることが少ない。

これは所属によりますが、私が勤務した所属は自由に休みを取ることが困難なことが多かったです。

現在はわかりませんが、当時は年休を取れる風潮ではなかったので、上司が休みとっていないのに、下っ端の部下が取ることは雰囲気的に非常に厳しかったです。

年休は平均して6日取れるくらいでした。

自由な外出もできない

突発的に大きな事件や事故があると、休みでも署に出頭しなければ行けないので、休みの日でも基本的にどこにいるか所属に報告しなければ行けない規則がありました。

それが故、休みの日に思いつきで隣町に行こう!なんてことをしてバレるとこっ酷く怒られることになります。

そして、いざ申告しようとしても、上司に決済を出すタイミングを図ったり、そして上司からの信任が無いとその隣町に遊びに行く旨の決済を出すにも、仕事で何かやらかしていたりしたらその決済を出せないので、どこにも行けない雰囲気になってしまうのです。

住む場所の自由もない

警察官も各都道府県ごとに数年に転勤することがあります。

それが故、自分で住む場所を選ぶことができず、且つ新築の家を建てた人は住宅ローン奴隷になるので転勤させられることが多いように感じます

お酒も自由に飲めない

警察官が外部でやらかしてしまうときは、お酒が絡んでることが多いのでお酒を飲むときにも厳しいルールが有りました。特定されないために若干濁しますが下記のようなルールです。

  • 22時以降の飲酒の禁止。
  • いつどこで誰と飲むか届け出をだす。(警察官以外と飲むことは推薦されない)
  • 飲み会が終了したら上司に報告。

等のルールが有りました。

これらのルールは自宅外で飲む時に適用されていました。

これも、届け出を出さなきゃいけないので、上司からの信任が低いと、結果も出していないのに飲みに行くのか?的なオーラを感じなければいけず届けられる雰囲気じゃ無いことも多々ありました。

その雰囲気で無届で飲みに行ってやらかしてしまう人もいたとかいないとか、ご想像にお任せします。

厳しい身辺調査

おそらく身辺調査と言う名前は初耳だと思いますが、警察官は上司に私生活のほぼすべてを上司に報告しなければいけません。具体的には

  • 保有資産(現金、借金、車、不動産)
  • 家族関係(彼女ができたら報告、警察官の彼女としてふさわしいか色々確認される)
  • 交友関係
  • どのぐらい飲酒してるか
  • ギャンブルはするのか
  • 携帯、パソコンの保有台数

などです。

当時、基本本名でのSNSは禁止でしたが現在は知りません。

身辺調査により、貯金額も目標を定めさせられ、それに達してない人は上司から目をつけられ問題アリと判断されることが多かったです。

私の場合、貯蓄率7割を投資に回しFIREを目指して居たので、貯金額が同僚より、遥かに高いことから当時の上司に「こんなに貯金額増え過ぎたら目つけられるから、少なく申告しとけ!」と言われ、以後毎年100万円ずつ増やして申告していましたが、上司が変わる事に「すごい金持ってるなぁ」と毎回驚かれていましたw

寝れない

3日に1回来る当直日は4時間の仮眠時間を儲けられていますが、取扱事案数が多い所属に配属されると月に2回4時間しっかりと寝れれば良い方でした。

とは言え、1日4時間睡眠でも厳しいですし、他の日に寝溜めすることもなかなか厳しいので私含め殆どの警察官が慢性的な睡眠不足だったと思います。

等、上げるときりが無いので主なものを上げさせてもらいましたが、警察官時代は本当に普段から激務且つ多くのストレスを抱えながら超長時間労働をしなければいけない中、上記の不自由な事が多かったのでたまにしかない休みも息抜きすることが厳しいです。

さらに、この生活で家族の理解がないと地獄絵図と化すこととなります。

後輩は超激務な警察官生活をしながら、奥さんがなかなかこの厳しい生活に理解してもらえず、相談する相手やストレスを吐き出す時間もタイミングもないため、奥さんがお風呂入っている時に枕に向かって絶叫すると言ってました。

一般論ですが警察官は

  • 寿命が短い
  • 離婚が多い
  • 不倫が多い

と言われますが、一言でいうと特殊な環境下での激務労働が主な原因だと思います。

ただ、すべての警察組織がそのように激務かと言えばそうでもなくて、働いてる地域、部署、階級によっても辛さは違いますが、基本的には超激務でブラック労働だということは変わりがないと思います。

注釈:上記警察官の不自由だと思う点は当時勤めた警察署の地域課の巡査長の私が感じた感覚でございます。

真の自由を謳歌

私は大学卒業後、警察官として不自由な生活が10年間にも及んだので、現在はFIREして、自分の人生を自分でやりたいようにできる環境を構築することができて本当に幸せを感じております。

上記に列記したことが、まず無いだけでも非常に幸せな上、資産所得で生活もできるようになったので、働く自由も働かない自由もあります。

改めて、自分で選択を自己決定できる状態が幸せに感じるのだと日々実感しています。

最後に

私は小さい頃から警察官になるのが夢で就活することなく警察官になりましたが、理想と現実は大きくかけ離れていました。

しかしながら、警察官という存在は日本の治安を維持するためには必要不可欠な存在なのです。

にも関わらず、現状の警察官は心身ともに疲弊している人が多い状態だと思います。警察官になりたい希望者も減り、倍率が激減しているとも聞きます。

私は、その環境に耐えられずFIREしたが故、若干の罪悪感はありますが、警察官の環境改善を外部から願っております。

そして、全国警察官に日々感謝しております。

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